病気が教えてくれる、病気の治し方
2016年 08月 29日
『病気が教えてくれる、病気の治し方』という本があります。
あまり身体が頑丈な方でないので、2005年頃に買って気が向いた時に繰り返し読んでいるものですが、
毎回読む度に、その時の自分の理解度に応じて受け取る内容が変わると感じています。
病気と心の癖や考え方の特徴の関連を説いた本はルイーズ・L・ヘイの『すべてがうまくいく「やすらぎ」の言葉』や、リズ・ブルボーの『自分を愛して!』など数々ありますが、私はこれが一番好き。
ちょっと突き放した書き方は翻訳書のせいもあるのでしょうが、かえって気が楽になります。
前半は病気と治癒を理解する為の考え方、後半は病気の症状と解釈で成り立っています。
特に前半は深く素晴らしいこと満載です。
心と身体は小宇宙と大宇宙であること、病気に原因と結果を見ようとしても意味が無い事、両極性と単一性について、影に追いやったものが症状となることetc.etc.・・・。
初めて読んだ時は、スピリチュアルな世界観への理解が今よりも浅かったせいか、
意味があまりわかっていなかったような気がします。
今回心に響いたのは、二極の片方を排除すれば、それが存在する宇宙をもなくすことになるということ。
私はある部分で完璧主義的な所があって、完璧を求めれば求めるほど、何か大切なもの(例えば寛容さ)を失くして行き、完璧からは遠くなるというパラドックスを感じた事があります。
この二極の価値観の現実世界で生きている以上、人間には限界があって、どちらか片方を選択するしかなくて。
それをわかった上で、逆の存在を否定しないということを心せねばならないのかと。
自分が選択した極を良しとし、反対の極の選択を排除したいのは、人間の陥りやすいところですが、
何が正しくて何が間違っているかは、どこまでも主観でしかありえない・・・。
この本に書かれた最終的に目指す所は、無意識を意識化すること、両極性から単一性への道、自我の死。
つまり結局は心の成長、悟りなのです。
そのために私達はこの世に生まれて来ているのだなと、改めて。
そして、完璧に健康な人間など、標本の中にしか存在し得ないのだとも。
言い換えれば、人間はもともと病気で、不完全な存在。
だからこそ、この世に生まれて来ているのですね。
完璧でない自分を許し、病気(遭遇する色々な出来事も含めて)を抱えつつ意識化させて共に生きる。
ちょっと切ない人間というものの存在と生き方。
表紙に書かれた白い身体を後ろから抱いているのが、きっと影に追いやられた症状なんでしょうね・・・。
ちょっとわかりづらい写真ですが、庭の山椒に赤い実がついたので、飾ってみました。
こんなささやかな日常のうつくしさやたのしさが、生きる事を応援してくれているような気がします。
私達、結構たいへんなんですよネ。(笑)
by chinagii
| 2016-08-29 18:21
| 思うこと
|
Comments(0)



