在宅の日々

生来の怠け者なのでしょう。家に籠る生活が苦になりません。

私の周りの方からも、複数同じような感想を聞く機会があります。

いろいろ大変な方がいるという事実を踏まえた上で、誤解を恐れずに言えば、

この生活にどこか心の安らぎを覚えさえしている自分がいます。

もちろん経済面とか健康面とか不安材料はあるにはありますが、そういうことをひとまず横に置いて

現在社会のスピードの速さや価値観と一線を引けた、距離を取れたということが私にとっては楽なのかもしれません。

活動的なことがいいこと、社交的なことがいいこと、勤勉なのがいいこと、成功するのがいいこと、

仕事で活躍するのがいいこと、効率的なのがいいこと、知識や情報が豊富なことがいいこと等々。

いつもは、どこかそういう価値観に付きまとわれる環境に生きているのだと思います。

そして、それを苦しく思う自分がいるのですね・・・。

家にいても、それ程まめまめしく何かするわけでもないのです。

必要な家事や仕事はしますが、それ以外は気が向けば本を読んだり、庭に出たり、片付けをしたり、昼寝をしたり、空想に耽ったり。

グータラな自分もOK。

自粛前より自由でいられます。

自粛解除後も、この感覚、価値観を大切に忘れずにいたいです。