夏恒例の百貨店の骨董マーケット。
欲しい物もないのだけれど、見ておきたくなるのが骨董というもの。
やはり骨董は一期一会の醍醐味を味わえるものだと思う。
(今朝の散歩の時の公園)
私が骨董を見に行く時に決めているルールがあって、
今は「人形は買わない」「古着は買わない」「アクセサリーは買わない」という3つ。
人形は買ったことがないけれど、時代ならではの可愛いものを見つけると、良いなと思ってしまう事もある。
でも・・・ちょっと恐ろしい感じがして手が出ない。
(今年も綺麗に咲いたね。)
古着は・・・買ったことはあるけれど、なんとなく着る気になれなくてお蔵入りということがほとんど。
洗濯しても、浄化しても、やはり何と無くスッキリと着られないのだ。
見ているだけなら素敵なのに、残念なお話・・・。
そしてアクセサリー。
これは過去にはカメオや指輪、ブレスレットなど買ったけれど、身につけるには大丈夫なものとダメなものがあって、
それは感覚的なものだけれど、それを大事にしている。
今は持っているもので十分なので、これ以上増やす気なし。
(メンテナンスも大変なので。)
さて今回は・・・?
売り場を軽くパトロールして、特に引っかかるものなしと思ったのに!
レース&刺繍好きの嗅覚が嗅ぎあててしまったのが、麻の汕頭(スワトウ)刺繍のブラウス。
今、中国では刺繍職人が減っている上、昔ほどの技術もないそうで、
私が若い頃ほど汕頭刺繍は流通していないと聞く。
でもその美しさに、やはり手元に置きたいと思ってしまう。
好きなんだなぁ。
その希少な汕頭ブラウスは、一枚が約1万円、もう一枚が約9千円と比較的安価だったので、
店主に理由を尋ねると、サイズが小さくて着られる人がいない為との返事。
しかも古着ではなくてデッドストックだと言う。
そこで心が動いて試着!
いわゆるチャイナ・ドレスのような体にフィットするパターンで、
私にはバストは余り、ウェストはキツ目だがなんとか着る事が出来る。
キャミソールやノースリーブなどを下に来て、前を開けて羽織ったら良いかも、とか。
デニムやチャイナ・シューズに合わせて見たらなどと妄想が広がる時の楽しさよ。
やはり服が好きなんだな、と思う。
二つ買って1万5千円におまけして頂く。
良いお天気の今朝、洗ってアイロンをかけた。
ハンガーに掛けて、とりあえずは眺めて楽しもうと思っている。