露の世や
2023年 10月 16日
昨日の降りとは打って変わって今日はすっきりとした秋晴れです。
「柿畑虎の子番のとんび凧」
我が家から少し足を伸ばすと柿の畑があって
まだ収穫は少し先でしょうか、うっすら色づいた柿が実を着けています。
昨夜は親戚の通夜で代々幡斎場に行って参りました。
故人は古今亭志ん橋という噺家で、祖母の腹違いの弟にあたります。
父が養子ですので私とは血の繋がりはありませんが、幼い頃良く遊んでもらったり、
面倒を見てもらった記憶があります。
その頃、母が長期入院をしていたので、父や母の実家にも預けられましたが
祖父母と家にいる時はよく訪ねてくれて、私に文字を教えてくれたのも志ん橋でした。
祖父母も父も亡くなり、この頃はすっかりご無沙汰でしたが、彼の思い出は明るく楽しい事ばかり。
彼が来ると途端に家の雰囲気が明るくなったものです。
本名のゆきちゃんと呼んで、尋ねて来るのを楽しみにしていました。
そして通夜も・・・彼らしく湿っぽく無くて、温かなものでした。
喪主のおかみさんと一人娘にもそんな彼と同じ空気を感じます。
「露の世や若き君おりアルバムに」
by chinagii
| 2023-10-16 15:03
| 思うこと
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