電車にて
2024年 09月 05日
はや9月、長月である。
どうしたものか、この残暑疲れのようなもの。
十分に休養を取らねばやる気が湧いて来ない。頭も働かない。
なのにタスクは変わらずにそこにある。
先日、所用があって電車に乗った。
ベビーカーの乗車に手を貸していたら、乗るのが遅れて空席は埋まっていた。
知らず知らず無意識に空席を探していたのだろうか、ヘッドホンをしたミニスカートの若いお嬢さんが私を認め、
「どうぞ」と席を譲ってくれたのだ。
還暦を超えてから席を譲られるのは3度目。(多いのか少ないのかはわからない。)
私はまだ立っているのが辛いほどの衰えは感じないが、こう言う場合は譲ってくださる方のお気持ちをありがたく頂戴することにして座らせてもらっている。
自分もそうであったように、若い人でも色々あって座っていたい時もあるだろうし、
「どうぞ」と席を立つ勇気がない事だってあると思う。
それを飛び越えて、まだ何とか元気な私にこのご親切。
でも先に書いたように残暑疲れのこの頃である。
正直、ちょっと助かった。
ありがたい気持ち、ひとしお。
それで下車の際、もう一度お礼を言いたい、と思った。
「先程は私の様な者にまでご親切にありがとう。お気持ちがとっても嬉しかったです。」
セリフまで考えておいた。
さて終点に着いたので、席を立って彼女の近くに歩み寄る。
「どうもありがとうございました。」
結局私の口から出たのはそれだけで、残念ながら考えていたようなセリフは出て来なかった。
・・・・。
この歳になっても社交下手は変わらなくて、我ながらほとほと悲しくなる。
けれどけれど、無言で返してくれた彼女の笑顔が本当に嬉しそうで、純粋で。
それだけでその日一日幸せな気分だった。
ありがとう、見知らぬお嬢さん。
ありがとう、神様。
ありがとう、地球の皆さん、宇宙の皆さん。
大袈裟?
いや、本当にそんな気分だったのだ。
私って幸せだ。
(ちょっと大島弓子さん、入ってる?)
by chinagii
| 2024-09-05 14:44
| 毎日
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