母の夢・後日談

良いお天気が続きます。
しかし、この頃私は少々慌ただしく、煮詰まった感じがしていて。
そこで昨日の午後は思い立ってエスケープ!
海へ出掛けました。


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道が混んでいたので、いつもの倍近く時間がかかってしまったのは想定外でしたが、
ちょうど新しいお店開店のお知らせも頂いていたので、そこを訪ねがてらの日帰り旅。
滞在時間は僅かでしたが、やはり海は良いですね。
浅くなっていた呼吸に気づき、海風に当たって深呼吸して来ました。



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さて5月27日のblogで母の夢のことを書きました。
母が見たのは確執のあった姑の夢ですが、その夢が伝えていたのは姑との和解を促す夢。
89歳の母の余命がいかほどか分かりませんが、今は亡き姑との関係を、命あるうちに捉え直す提案の夢です。

そのことを母に伝えると
「この頃になって、自分に辛く当たったおばあちゃま(姑)の心は、もしかしたら寂しかったのかな、と思える様になったのよね」
と話してくれました。
確かに祖母は夫のつれない態度や、養子の息子(私の父)の結婚をとても寂しく思っていたのかもしれません。



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その後、7月末に母がまた夢を見たと話してくれました。
(母はたいてい夢を覚えていないのですが、この二つの夢だけは覚えていたのです。)
以下母の夢の話です。

『ベッドに横になった姑に私(母)は一生懸命何かを食べさせている。
 家の前にある小学校の先生がその向かい側に座っていて、介護の様子をじっと見ている。
 そして「本当に介護していたんですね」と納得した様に言う。
 それまでは疑っていたのかもしれない。
 認められて良かった、と思う。』



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後日談としてこの夢を、10月7日のオープンクラスの隙間時間に師と仲間の前で披露しました。

この夢は、今の母の在り方が亡くなった祖母に滋養を与えている、と伝えている夢です。
師によると、この世もあの世も魂の学びのレベルでは変わらないが、
肉体が無くなると学びが薄くなるとの事。
母がまだ肉体を持っている間に、生前の姑との関係性にこれまでと違う視点を持つことができれば、
それが亡くなった人の滋養になるのだそうです。
同居していた母と祖母(姑)との軋轢は、私もずっと見てきましたので重々承知ですが、
その二人が夢を通して、あの世とこの世の境を超えて歩み寄ったのだと思うと、何とも壮絶で感慨深いものがあります。
生前嫌っていた嫁の夢に登場した祖母の決意と意思はいかばかりのものでしょう。
そして同じく恨みがましく思っていた姑の思いを受け取った母にも凄いものがあります。


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祖母、そして母、よくやりました。
仲直りしたかったんですね。
師の言葉を借りれば、『自分の人生を美しく仕上げるため』の夢とそれを受けての行い。
そして、それがまたあちらの世界にいる姑に伝わり、滋養を与えることが出来たのです。
まだ、たま〜に姑の愚痴を言う事はある母ですが、一応あんなに確執のあった姑を違う視点で見ることは出来たと、夢でお墨付きを頂けたようです。


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いくつになっても神様は魂の成長する機会を用意してくださるのだなぁと、つくづく感慨深く思った事でした。
人生100年とも言われる昨今の長寿傾向も、学びを得て少しでも成長したいという私達の魂の意志や願いが、現象となったのかもしれません。

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鬼が笑いますが、来年の初夢会のお知らせです。

2024年1月14 日(日) 14時 〜16時 (於:吉祥寺 ヤマネコロッヂ)
2024年2月11 日(日) 10時〜12時 (於:根津 doudou)→2月4日から変更になりました。
参加費:5,000円
定員:各4名
(2023年と書いてしまったのを訂正しました!)

さらに詳細は後日お知らせします。


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# by chinagii | 2023-10-24 17:00 | | Comments(0)

露の世や

昨日の降りとは打って変わって今日はすっきりとした秋晴れです。
我が家から少し足を伸ばすと柿の畑があって
まだ収穫は少し先でしょうか、うっすら色づいた柿が実を着けています。


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「柿畑虎の子番のとんび凧」



昨夜は親戚の通夜で代々幡斎場に行って参りました。
故人は古今亭志ん橋という噺家で、祖母の腹違いの弟にあたります。
父が養子ですので私とは血の繋がりはありませんが、幼い頃良く遊んでもらったり、
面倒を見てもらった記憶があります。


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(6、7歳頃日舞の発表会の写真)



その頃、母が長期入院をしていたので、父や母の実家にも預けられましたが
祖父母と家にいる時はよく訪ねてくれて、私に文字を教えてくれたのも志ん橋でした。
祖父母も父も亡くなり、この頃はすっかりご無沙汰でしたが、彼の思い出は明るく楽しい事ばかり。
彼が来ると途端に家の雰囲気が明るくなったものです。
本名のゆきちゃんと呼んで、尋ねて来るのを楽しみにしていました。


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そして通夜も・・・彼らしく湿っぽく無くて、温かなものでした。
喪主のおかみさんと一人娘にもそんな彼と同じ空気を感じます。


「露の世や若き君おりアルバムに」












# by chinagii | 2023-10-16 15:03 | 思うこと | Comments(0)

そろそろ戻りて

昨日は月に一度の鎌倉の夢の師の元での講師見習い。
3名の参加者でしたが、人生は濃い陰影のあるものだという思いを深〜く味わえるクラスとなりました。
日の照る時もあれば暴風雨の時もあるのが人生ですね。
くず折れそうになりながらも、それを生き抜く人の逞しさ、強さが心に響く時間でした。
その場にいて、体験を耳にすることができる事をありがたいと感じた事でした。


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私はこの頃、13年前に亡くなった親友の事を思い出しています。
彼女の命日が9月だった事もありますが、その少し前の8月のコロナに罹った日、久しぶりに彼女が夢に現れました。

以下は夢です。
「私は出張先のような宿から帰る準備をしています。
 部屋には同僚らしき大勢の女性がおり、その中に親友もいます。
 私は皆ととおしゃべりをしながらスーツケースに荷物を詰めています。
 おしゃべりで手元が疎かになっているようで、詰め忘れをしたり手間取っている私を
 親友は黙って静かに手伝ってくれます。」
(いつもは親友がおしゃべり、私が無口ですが夢では逆です。)


一昨年の初夢が、無くなった親友の別荘に招待される夢でした。
この夢の真意を知りたくて師のセッションも受けました。
別荘は本業とは違うもう一つの創造性。
その夢から親友と過ごした学生時代の短い年月を手掛かりに、それを見つけようと決めたのでした。
その後行きつ戻りつ試行錯誤の日々が続き、遅々として着地点が見つけられない日々。
思うに任せぬ有様につい諦めの心境となり、そのまま長い事放しておいたのでした。



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(今朝の空)


夢に出て来たスーツケースを夢辞典(『夢は神様からの最高のシグナル』坂内慶子著)で調べると
「問題を整理せず棚上げしていることを表します。自分には解決能力がないと思い込んでおり、自己卑下に陥っています。
 問題が見えたのはその解決能力があると宇宙に認められたからです。身一つで立ち向かう覚悟を。」
とあります。

その通りですね。

ちょっと見えてきた手掛かりを頼りに、挑戦を再開しつつある今日この頃です。

「作夢で君荷造りを手伝えりまた始めなんそろそろ戻りて」


少し早いですが、来年の初夢ワークショップが決まりました。
1月14日(日)14時からです。
また詳細は後日!











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# by chinagii | 2023-10-08 13:10 | | Comments(0)

食べ物の夢

パソコン作業と庭の手入れに明け暮れて、blogが後回しです。
中秋の名月も9時に眠くなってしまって曇り空しか見られず。
でも28日と30日の綺麗なお月様は見ることができました。


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さて10月です。
今年は残暑も厳しかったので、9月が8月の様に感じられたのは私だけでしょうか。
日の出が遅く日の入りが早くなり、暗い時間が増えたことや朝晩の虫の声など、
ようやくうっすらと秋を感じることができる様になりましたが。
普段着の半袖Tシャツもそろそろ飽きた感があります。



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(ぱっと見がトケイソウみたい!と思ったらトウカラスウリの花ですって。)


ところで最近食べ物の夢に触れる機会があり、13年ほど前に見た自分の食べ物の夢を思い出しました。
食べ物の夢からは、身体に関すること(body)の他に、心理的情緒(mind)と霊的精神(spirit)に関する事が読み取れるのですが、
その時私の見た夢は、車のトランクから1週間前のキャンプで使った残りのトマトと青梗菜が出てくると言うものでした。
この夢から、身体のためには新鮮な旬の野菜を摂りなさいと言うメッセージ、mindは物事に固執する傾向、spiritはその時その時の生き生きとした感情を味わっていない(今ここを生きていない)という傾向を読み取ることができます。
この夢を見た13年前は、身体面でのメッセージはすぐ理解出来たものの、mindとspiritに関しては何となくそうかも、位にしか腑に落とすことができませんでした。


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(剪定したチロリアンランプを活けました。)



年月を経た今は、よーくわかります、身に沁みて。(笑)
残念ながら、私のそう言う傾向はまだ無くなってはいませんが、意識はできる様になりました。
私は特別のろまかも知れませんが、夢を生きるにはある程度の時間を要する事もある、と言うことをお伝えしたく思います。
ですから、自分を責めずゆっくりと参りましょう。
一生は短くも長いと感ずる今日この頃です。


「虫の音や窓細く開け朝(あした)四時」










# by chinagii | 2023-10-01 13:03 | | Comments(0)

残暑の草木剪定

今日から秋のお彼岸ですが、連日暑い事と言ったら。
いつも書いていますが、年々暑さが厳しくなり、草木の伸びはとどまるところを知らず。


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何とか体調も戻ったので、しばらく手をつけられなかった庭の剪定を始めています。
竜の髭(玉竜)に芝が入り込んでいた所も短く刈り込みました。


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(暑さで白く枯れた部分も)



この間剪定したばかりと思っていたのに、もう乱れ伸びているオリーブとジャスミンはまだ手が付けられず。



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月桂樹もどんどん空へ伸びて。

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そして昨日は、息子と夫と三人でお墓の掃除に行ってきました。
炎天下、お墓の植え込みの刈り込みと草むしり、墓碑洗いを黙々と。
これまで刈り込みは剪定鋏で手刈りでしたが、時間は掛かるし手は痛くなるしで、
今夏から電動トリマーを導入しました。


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お陰で刈るのは楽になりましたが、今度は飛び散った剪定済みの枝葉の回収、掃除がちょっと大変。
仕方ない事ですね。

これまでずっと夫と二人でこの作業をしてきましたが、この秋からは息子がフリーになって少し時間の融通が効く様になったので手伝ってもらうことにしました。

やはり三人だと早いです。



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終了後、石神井公園の茶店でお昼。
緑に囲まれたここは風が抜け、暑さが和らいでいます。

久しぶりにラーメン食べました。
ビール飲んでる人もいますね。(笑)

いつもはお嫁ちゃんや孫も一緒ですが、久しぶりに親子三人で食事をしました。
懐かしい昔の感覚を思い出すひとときでした。


「夕月や幼き息子の手を引いて家路急いだ日蝙蝠のとぶ」

この頃、うちの近所では夕暮れ時に蝙蝠も飛ばなくなりました。
きっと蝙蝠も住み辛くなっているのでしょうね・・・。



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(蝙蝠の代わりに蟷螂くんに登場願いました。)



自己流でたま〜に短歌と俳句を作ってきました。
最近また楽しくてよく詠む様になりました。
上手ではありません。
自己満足&カタルシスですね。







# by chinagii | 2023-09-20 11:05 | 植物・自然 | Comments(0)

chinagi        夢と象徴・美しいと感じる事物・日常の些細な愉しみ・サボり  


by chinagiii
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