先週、久しぶりに映画を見て来ました。
『コンパートメント No.6』というフィンランド人監督の映画です。
私的には、久々にグッとくる映画に出会えたという感じです。
どんな映画かというと・・・
時は90年代、モスクワに留学中のフィンランド人女子学生ラウラは、世界最北端駅のムルマンスクにある
古代のペトログリフ(岩面彫刻)を見に行く旅を計画するも、つれない大学教授の恋人(女性)にドタキャンされて一人旅に。
寝台列車の客室No.6で乗り合わせたのは、ラウラの属するモスクワでのインテリ・コミュニティとは真逆の粗野なロシア人男リョーハ。
いきなりお酒を飲み始めたり、失礼な質問をしたりのリョーハにラウラは閉口。
車掌に席替えを頼むも断られ・・・。
旅の途中、紆余曲折あり(これは見てのお楽しみ)違いを乗り越えて心が通い合っていく・・・というストーリーなのですが。
こう書くとありがちに思えるでしょ?
(映画では食堂車の場面も。帰りはそんな雰囲気のロシア料理店へ。)
私の筆力ではうまく書けないけれど、単なる甘いラブストーリーだけではなくて、
不要となったこれまでの自分の死と癒し、そして復活(再誕生)を感じる映画なんですね。
違いを超えて必要な新しい相手(新しい自分?)と繋がるとも言えるかもしれない。
モスクワのコミュニティにいるラウラは、我慢しているし無理している物分かりの良い人。
好きな人と一緒にいる為や、憧れのなりたい自分でいる為に。
でも気に入らないリョーハの前では、性格悪いんです。(笑)
そうやって素の自分を取り戻し、次第に元来持っているであろう明るさや素直さ、可愛らしさも表れ始めるんです。
条件や頭の中の理想に偏って結婚相手を考えがちな方には、是非見て頂きたい映画です。
このラウラとリョーハの話題の流れで、
前 blogで書いた方とは別の、もうお一方のパートナーシップの夢について書こうと思います。
許可をいただいたので夢の内容を書きます。
(テーブルに置かれたシガレット・ケースの中は・・・?)
『大学生の時にお付き合いしていた彼から、プロポーズに近い言葉と共に縦詰の石の指輪をもらった。とても嬉しくて幸せを感じた。』
夢はとてもシンプルです。
この方の今年の抱負は「変化のある年にしたい」で、その中の一番目標はパートナーを見つけて結婚することだと。
そしてこの夢です。
元彼(すでに既婚者)のことが本当に好きだったんだなと思った、とおっしゃっていました。
夢で願望を叶えたのですね。
(呼び鈴が入っています。かっこいい。)
しかーし!元彼の夢は、彼との間の問題を学びに換えて卒業しなさい、というのが夢の意図するところです。
未練があったら復縁の可能性と取りたいところですが、意味は真逆なのですね。
お話を伺うと、たまに誘われてお茶を飲んだりする関係が続いていたよう。
お気持ちはわからなくもないですが、いつまでもこれを続けていたら新しい人間関係はやって来ないでしょう。
プライドを持ち、キッパリと誘いを断って次に進みましょう。
この方の気になる世の中のニュースは、回転寿司チェーン店でのイタズラ迷惑動画の一件でした。
そこから読み取れることは・・・
自分がされて嫌な事は、人にもしない事。
既婚者の夫と元カノが時々お茶を飲むのも、奥様としては多分あまり嬉しくない事、
止めた方がいいでしょう。
決心したら、行動も変わり、きっと間もなく新しい出会いもやってくる筈。
物分かり良く相手の都合に合わせるだけではなく、時として自分をしっかりと持って、自分を貫くのも自分を大切にする事です。
心より新しい一歩を踏み出す事を応援します。
映画の話に戻ります。
列車旅の途中停車駅で、リョーハがラウラを連れて行った知り合いの老婦人の家があります。
その老婦人の言葉が素敵です。
「内なる自分を持っている女性はとても賢い。心の声を信じて生きるの。」
夢も内なる自分の叡智からのメッセージなのです。
次回の「夢を紐解くワークショップ」は3月11日(土)13時半〜、Zoomでの開催となります。
夢を紐解くワークショップ
日時:3月11日(土)13時半〜15時半
用意するもの:夢、クレヨン、画用紙
参加費:¥5.000
夢解釈の個人セッションも随時お受けしています。
60〜90分 ¥12.000