夏の庭

今日は七夕、何やら騒がしかった7月5日も無事過ぎましたね。
梅雨明けはしたのか、しないままなのか、わからぬまま薄く曇ったり晴れたりの、暑くて湿度の高い毎日です。
みなさまお変わりなくお過ごしでしょうか。
私はこの頃妙に身体が重だるく、捻挫以来の腰痛が出ています。
5日は無事過ぎたけれど、この7月は太陽活動の極大期との事、太陽フレアや黒点の影響でしょうか。




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(夾竹桃)



しかし植物の成長は目まぐるしく、雑草や生い茂る木々をそのまま放置しておく訳にもいきません。
私の住むNRM区は暑さで有名のようですし、熱中症になるのも腰痛が酷くなるのも嫌なので
毎日ちょこっと庭仕事に留めています。


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(ミソハギ、アガパンサス)





今年は夾竹桃も早くから咲き始め満開の感、ノウゼンカズラも盛りです。
ジャスミンはそろそろ終わりに近づいているかしら。
花壇には鮮やかな朱色の姫ヒオウギズイセン、薄紫のアガパンサス、お盆に使う赤紫のミソハギなど。
紫蘇やミント、ホーリーバジルや苺の葉は虫に食われて穴だらけだけど、もう虫と戦うのは諦めました。
不本意ながらの虫養い。



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(早朝散歩の公園)




去年までは、虫が嫌う石鹸水や木酢液を葉に吹き付けたり、虫を探して手で取ったりもしていましたが、
時間も手間もかかるし、酷暑の中の時間のかかる作業で根気も体力もいる・・・。
歳のせいですかね?イタチごっこに疲れてきました。
紫蘇などは虫に食われる前に摘むしかないですわ。

そう言えば、虫を食べてくれるヒキガエルもここ数年見かけなくなって心配していたのですが。
先日夫が笹を刈っていたら切り株の中で元気にしていたとの事、嬉しかったです。
ヒキガエルくん、どうか頑張って食事してくれたまえ。

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(こちらも早朝公園)



今日は植木屋さんが来て久しぶりの剪定をしてくれています。
いつもご夫婦で来てくれますが、奥さんは熱中症を繰り返すようになってしまい夏はお休み。
うちの夫が午後から少しばかりお手伝いしています。

私のライフシールの元になった稲荷の社の周りには、雑草対策にこれからウッドチップ(バークチップ)を敷き詰める予定です。


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# by chinagii | 2025-07-07 16:52 | 植物・自然 | Comments(0)

フォーチュン・クッキー

映画って観始めると勢いがつきませんか?



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『国宝』を観た時の上映広告に惹かれて、映画『フォーチュン・クッキー』を観てきました。
フォーチュン・クッキーと言うタイトルが何だか小さなワクワクを感じるし、可愛らしくて良いなぁと、単純な私でございます。

そして観て、色々大変な事はあるけれど、ほのぼのしました。


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アフガニスタンから、タリバンを逃れてアメリカに移住したドニヤが働くのは、フォーチュン・クッキーの工場。
袋詰めを担当していた彼女は、占文の書き手の急死で、書き手となります。
映画を見つつ、こんな仕事もあるのだなぁと感心してみたり。
日本の神社のおみくじは、果たしてどんな人がどんな風にして書いているのかしら、などと思いを巡らせてしまいました。



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色々考えると、占文を考えるのはなかなか難しそうでもあります。
ドニヤが不眠で通う精神科医の医師は、ドニヤを倣って自分で占文を考え、短冊状に手切りしていました。
彼自身、その作業が良かったと語っていますが、実際そこまでやってみたら楽しいかも知れません。
占文メッセージを入れるクッキーまで作りたくなりそう。

また、書き手の仕事を与えてくれた中国人のオーナーは
「クッキーの占文には責任がある、中庸が大切。」と言いましたが
私はクッキーの占文も、今はついつい「ある活」に繋げて考えてしまいます。

クッキーから出てきた占文を読む劇中の人々は、皆どこか和んだ表情を見せます。
人々の日常にほんの一瞬でも小さな幸せをもたらしてくれるのがフォーチュン・クッキーのお役目でしょうか。




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書き手となった主人公ドニヤは、家族を残して一人アメリカに移住した罪悪感や故郷の政情への心配を抱きつつも、
次第に恋をしたい、幸せになりたいと言う私的な気持ちに正直になって行きます。
文章を書く事は、自分の気持ちに向き合うことにつながるのでしょう。

そして、最後はどこか自分と共通する寂しさや不器用さを内包していて、控えめにアプローチそてくれるメカニック、ダニエルと出会ってゆくのです。



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(あなたは幸せを追わずに創る人、と。)


厳しい現実とそこを生きるマイノリティの芯の強さを時に感じつつ、しかしどこか愛すべき不器用さと奥ゆかしさを持つ登場人物に魅力を感じた映画でございました。






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# by chinagii | 2025-07-02 09:14 | アート・映画 | Comments(0)
先日、映画『国宝』を観てきました。
どこに行っても誰に会っても良かったと言う高い評判ばかりなので、それでは行かねばと思った次第です。

3時間と言う長い上映時間もさほど気にならず、芸事に賭けた人生に引き込まれてみる事はできましたが
ちょっと鑑賞前の高評価に期待し過ぎてしまったかも知れません。

映画では、主役のお二人の衣装や小道具、楽曲や振りが過ぎ去った昔を思い出させ、
センチメンタルな気分になってしまいました。

もしかすると、それが映画そのものを純粋に味わう邪魔をしたのかも知れません。



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(4歳の発表会での家族写真)



実は私、3歳から11歳まで祖母に連れられて日本舞踊の稽古に通っていました。
なにぶん子供の頃の事で、芸に精進するなどと言う気持ちも毛頭ないまま通っていた稽古ではありましたが。

祖母は「私の道楽」と言って、惜しむ事なく孫の私達に着物を作ってくれ、発表会にも出してくれました。
子供の頃は当たり前のように思っていた事ですが、思い返すと本当に恵まれた環境でした。

後年、手のひらから人生地図を読み取ると言うセラピストさんに、
あなたは子供の頃に心の底から「ああ、綺麗だ」と思う体験をしていると言われた事があります。
それは可愛がってくれた趣味人の祖父母や、お洒落好きな母のおかげかも知れません。



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(11歳最後の舞台)



生家の事となるとついついネガティブな事にフォーカスしがちな自分ですが、
恩恵をたくさん受けていることにも改めて思い至りました。

「ない」ではなくて「ある」にフォーカスする『ある活』の成果もあると思います。
そう言う意味では、映画『国宝』は私にとってとても有難い映画となりました。
今、この時期にこんな風に思える機会を与えて貰えたのですから。



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話は変わりますが、
昨日、息子のSNSに、孫の後ろ姿の写真がアップされていて、
そこに添えられたキャプションが「いつも楽しいことを探し続けている人」でした。

ネガティブで堅苦しい私も、息子の視点や孫の在り方を見習って、日々を楽しく豊かなものとして捉え直して行きたいと思った事でした。

ありがとうございます。






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# by chinagii | 2025-06-28 11:18 | 思うこと | Comments(0)

自分はしないで梅仕事

梅雨の中休み?で暑い毎日です。
今日は夏至ですね。
25年前の夏至に吉祥寺に店をオープンしたのを思い出しました。
思えば長い年月が過ぎたものです。



閑話休題。
昨日は歯の詰め物が取れてしまって、再補填に歯医者さんに行って来ました。



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実は10日ほど前に足首を捻挫してしまって、2、3日は大事を取って動き回るのをやめていたのですが、
そうとばかりも言っておられず、もう大丈夫だろうといつもの距離を歩いたら、やはりあまりよろしくないようで、庇い歩きが悪かったのか腰まで痛くなる始末・・・。
しかも暑さで朦朧となってしまい、ようやく何とか歯医者さんにたどり着いた感じでした。

治療が済んだ後、腰を庇う私を見て、先生がホメオパシーのレメディを処方してくださって服用。
すると腰痛があっという間に軽くなりました。(すごいね、レメディ)
ありがたや〜。お陰で帰りは元気になりました。



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(蚊対策、完全武装)


ところで捻挫の顛末は、と言うと・・・
この所庭の梅が大量に落ちるのを見ていて、ため息をつく日々でした。
今年は梅酒をつけるのも(梅酒も梅ジュースも結局飲まない)、梅干しを作るのも自分ではやらないと決めたのですが、
何となく落ちる梅を見ていると勿体無い気持ちになってしまって。

そこで思いついたのが美容師の友人夫婦。
夏にカットに行くと、お客さんにワインで漬けた梅酒を一杯だけ振る舞っているのです。
今年はまだ漬けていない様子だったし。




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(友人から送られて来た洗った梅の写真)


「休みの日に梅もぎに来ない?」
と誘うと二つ返事でやって来ました。

そして梅もぎをしていたら雨がぱらつき始めました。

母の洗濯物を慌てて取り込みに行こうとして段差で転けたと言うのが捻挫の顛末でございます。
骨折には至らなかったのが幸いでした。
(日頃のカルシウム効果?)


皆様も暑さと怪我にご注意くださいませ。(笑)


追伸:22日(日)は都議会議員選挙です。自分の考えにピッタリフィットする候補者が乏しくて、私もいつも悩みますが、それでも少し調べて投票しましょう。政治に失望している気持ちもよ〜く理解できますが。投票率が上がるだけでも、もっと政治家は真面目になるはず。特にお若い方の投票を願います。ご自分のこれからの暮らしがかかっています。






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# by chinagii | 2025-06-21 17:38 | 毎日 | Comments(0)

自分に優しく

とうとう梅雨入りでしょうか。
今日は断続的に雨模様です。

私の雨の日の外出の三種の神器は、撥水加工のウィンドブレイカー、beanブーツ、プラのマルシェ籠です。
これに傘をさせば余程の大雨でない限り大丈夫。
土砂降りの時はパンツを速乾性のエステル素材にすればほぼ凌げます。


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(雨支度で根津のdoudouさんへ)





ところで前回『ある活』の事を書きましたが、ある活をしていると周りにも自分にも眼差しが優しくなる様に思います。
受容的である事は右脳的である事、そしてそれは生きるのを楽にしてくれます。


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(幼馴染と地元で食事。楽しいひと時です。)



受容という事ついでに。
これは別のところでも書いた事なのですが、夢を学んでいてもこの頃つくづく思うのは、どんな自分をも許し受け入れる事の大切さです。
夢はいつも自分の現状を知らせて来ますので、ダメな自分に愕然となって自分責めをしてしまいがち。
(例えば、最近の私は人の価値観を優先して「自分を生きていない」と夢から指摘されました。)
でも大切なのは、夢の指摘にまず素直に耳を傾け検分(自己探究?)してみる事、そしてどんな自分も優しく受け入れる事。
夢は自分を責めるためのものではなく、自分を知って今より幸せになるためのものだから。




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先月、久しぶりに鎌倉の師匠のオープン・クラスに参加し、そこでのやり取りで、自分のこう在りたいという在り方が、
『自由にゆっくりと日常の色々を味わって生きたい』(=主婦またはご隠居?)という事だと腹落ちしました。
これは自分以外わからないことかも知れませんが、それを認めるのにとても時間がかかったし、抵抗がありました。

我々世代の女性は仕事を持って社会で活躍するのが価値ある事、という強い刷り込みがあるのだと思います。
私も例に漏れず、常に心の何処かで、社会で自分らしく活躍しなければならないという強迫観念がありました。

店を閉じ、十数年かけてそこを認められ、還暦を過ぎて承認欲求からも少し自由になれたかと感じます。
必要な家事・用事をして、その時興味があることや好きな事をして、時間を自分の自由に使いたい。
今までは何処か主婦である自分に後ろめたさが拭えなかったけれど、(とは言っても完全な専業主婦でもないのだけれど)
これからはこんな自分の正直な欲求にOKを出し、地味で平凡でよしとして行きたいと思っています。






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# by chinagii | 2025-06-10 17:37 | 思うこと | Comments(0)

chinagi        日常の些細な愉しみ・夢と象徴・美しいと感じる事物・サボり Instagam↓はゆる〜く 


by chinagiii
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