カルマの夢

私は8年前から夢を学び、つい最近セッションでも夢を扱うようになりました。

夢を学ぶ中で、自身の夢から心の癖というか、カルマを知った経緯もあります。
心の癖がわかれば、その癖を自分が意識できるようにして改善していけばいいので、
人生で取り組むべき課題がわかります。
言葉にしてしまえば簡単ですが、これがなかなか難しいことなのです・・・。

私のカルマの夢をお話しすると、一つはチベットか中国のような僧院で厳しい修行をしている夢、
もう一つはインド人の青年で弾丸の飛び交う戦中を生き残り、苦労してトウモロコシの農場を持つようになる夢です。
二つの夢の共通点は、目的達成のための忍耐と労苦の連続がありました。
というわけで、私の心の癖(カルマ)は「目的達成のため汲々となる」という事。
従って、私の取り組むべき人生の目的は「人生に寛ぐこと」となります。
ゆっくりしていても、いつもどこか寛げない自分がいるのを感じてはいましたが、
その心の癖との自己同一化が強く、どうしていいのかが長年わからずにいました。
それがようやく最近、アレクサンダーテクニークという糸口を得て掴む事が出来ました。

アレクサンダーテクニークというのは、身体の使い方を意識化、再教育のようなことをして
(無理、無駄な身体の使い方に気づいて改善していく事によって)、心身の不調を改善したり、
高いパフォーマンスを得たりが可能になるようなもの、とでも言いましょうか。
(わかりにくいですよね?私の説明でわからない方はスミマセン、お手数ですが検索してみてください!)
昨年、アレクサンダーテクニークを使って赤ちゃんを育てるという夢を見ました。
赤ちゃんは、これから育てていく新しい才能を意味しますので、
アレクサンダーのレッスンにはゆっくりとしたペースですが、通い続けていました。
先生から度々指摘されたのは「何かをする時に息を止める癖がある」「動作が早すぎる」などの動きの癖。
「もっと自分の面倒も見てください」とも。
そこではたと、自分が自分に時間とスペースを与えていない事に気づかされました。
人や物事と関わる時、自分で自分を追い込んだり追い詰めたりして苦しくさせているのです。
この事に気づいて、意識的に自分に猶予を与えるようにしてみたら、まあ、快適!
こういうことか、とまさに身を以て腑に落とすことができました。
長いことかかりました〜!
まだまだ無意識に行動して、長年の癖を踏襲してしまう事もありますが、
それはまあ仕方ないのでゆっくりと。「人生に寛いでいきたい」(笑)と思っています。

カルマの夢_b0367284_17510941.jpg


私の夢に登場する頻度が高い「海」の写真です。
一昨年の11月に葉山の一色海岸を撮影しました。
私にとっては、大切な海の存在。
ちょっとした時間を見つけて、海に行く機会を持つようにしています。



# by chinagii | 2016-05-09 18:11 | | Comments(0)

近代文学朗読会

この時期(ゴールデンウィーク)には、ほとんど毎年、何の予定もない我が家ですが、
昨日は吉祥寺のキチムというスペースで行われた『近代文学朗読会』にご招待いただき、行ってまいりました。
ご存知の方も多いと思いますが、クラムボンというバンドがあります。
そこでドラムスを担当されている伊藤大助さんという方が、近代日本文学がお好きで主催を、
声優の野島健児さんが顧問をされているのが、この『近代文学朗読会』なのです。
こんな素敵な会に、なぜ私達夫婦が招待していただけたのかというと・・・

昨年、野島健児さんは、初セルフプロデュースCDと写真やインタビューの載ったコンセプトブックを作られたのですが、それらのデザインを担当させて頂いたのがうちの夫でした。
その流れで、野島さんのインタビューをアートセラピーの形式で、という依頼を私にも頂きまして。
そんなご縁で、ライブやこのような朗読会に喚んで頂ける事になりました。

近代日本文学の時代(明治〜昭和初期)の雰囲気、文体に美しさと憧れを感じている私にとって、
この朗読会は、とっても素敵な嬉しい催しです。
中学1年の時、国語の授業で、先生が時々してくださった文学作品の朗読を聞く事は、当時の私にとって何よりの楽しみでした。(この時間だけは、居眠りなんて、あり得ませんでした!)
年齢を経て、こんな形で朗読を聴ける機会が訪れるなんて、私にとっては嬉しすぎるプレゼントです。

二度ほどこの会を拝見(拝聴?)したのですが、近代文学の世界に雰囲気を近づけるためか、
はたまたご本人達の趣味なのか、出演者の衣装は和服やクラシックな装いを意識しておられます。
そこがまた、着る物好きな私にとってはツボ!ツボなのです!!
前回の朗読会は泉鏡花で、衣装は和服や白シャツにカーディガンに眼鏡というクラシックな着こなし、
今回は江戸川乱歩で、ダンディな探偵を意識してかスーツ姿。
しかも台本は、司会の鳥居さんの手作り和綴じ本!
今回も近代文学の世界観と、そこに醸し出される美しさを堪能させて頂きました。

そして、思わず2枚出されている朗読CDを購入してしまいました!

近代文学朗読会_b0367284_13151007.jpg
CDジャケットの写真に写っているのは伊藤大助さんです。

朗読の後のトークでは、声優やミュージシャンとしてプロならではの興味深いお話も。
職種は違えど、時間と空間を人と共に作る「セッション」という事をしている点においては、
セラピストも同じ。(無理矢理な拡大解釈)
その場にしっかりと居て、五感(六感か?)を働かせ、見えない部分を読んでいくという作業のお話が、
とても参考になりました。


キチムのサイトはこちら


# by chinagii | 2016-05-04 14:33 | 外出 | Comments(0)

外出先で、吉祥寺にある「4ひきのねこ」というお花屋さんから電話。
昔々お花のアレンジを習っていた頃、そこはあこがれのお店だった。
電話は「Nさまよりお花のお届けです」とおっしゃる。
嬉しい気持ちで在宅日を伝えた。

Nさんは、長くお店に通ってくださったクライアントさん。
私の再スタートに、と贈ってくださった。

戴いたお花は、白くて、柔らかい。
こんな風に居られたらいいなぁ、と思う。

花_b0367284_07143241.jpg


「4ひきのねこ」のサイトはこちら


# by chinagii | 2016-04-29 07:26 | 毎日 | Comments(0)

庭仕事の愉しみ

本日土曜日のお昼、少しの時間、庭仕事をした。
まずは家の周りのご近所を帚で掃く。(これは「庭仕事」ではないが。)
我が家は小学校の裏にあって、学校の桜を借景に花見も出来たりするのだが、
花が終われば花びらが道路一面や前庭に落ちるし(それは綺麗で趣深いのだが)、花びらの次は萼(がく)となり、秋は枯葉が落ちる。自然とはそういうもの、人間さまの思うよう、都合のいい所ばかりではない。
学校の用務員さんもお掃除してくださるのだが、間に合わないので、その時はご近所さんの出動と相成る。
これも初めのうちは面倒臭いと思ったものだったが、歳のせいか、はたまた家に居る時間が長くなったからか、結構楽しんでやっている。
庭仕事の愉しみ_b0367284_17565075.jpg
家の周りがきれいになったら、今度は草むしり。
腰痛持ちの私にとって、長時間屈んでの作業は致命的となるので要注意。
ちょっとやっては姿勢を変え、歩いてみたりストレッチしたりをしながらやっているのだが、
これもまたこれで愉しいのだ。
何か名のあるたいそうな植物を育てている訳でもない。
少しのハーブと草花を、気が向いた時にちょこっと手入れしている。
本当はもっとマメにやらなければ美しい庭とはならないのだが、よくしたもので、すっかり庭仕事に目覚めた夫が、剪定から芝刈り、副え木までカバーしており、たまにプロの植木屋さんにも入ってもらい、何とかなっている。

満員電車に乗って通勤し、遅くまで忙しく働く我が息子夫婦のような人達に思いを巡らせると、
身体もそうだが、心の健康は大丈夫なんだろうかと気になったりする。
もっとも好きな仕事に就いたり評価されたりして、ギアをトップに入れて走るのも気持ちのいいものではあるだろう。それは理解出来る。
けれど、こんな面倒臭くも単純な労作や家事労働に、わずかな時間でもゆっくり取り組む事なんぞが、人間として生きる余裕を与えてくれたり、自律神経を整えたりすることに一役買うのではないか。
少ない休みの日にレジャーを入れたら、そんな時間的余裕さえないのが現実か。
いわゆる経済活動ではない働く喜びというものを知っているというのは、今の時代贅沢な事なのかもしれない。

もっとも自分が若い時は、こんな事を考えたことなどなかったような気もする。
まだまだ若輩(?)の私が言うのも何だが、こんな自分も結構気に入っていたりする今日この頃。
これは決して負け惜しみではないよ。いや、ホントに。(笑)

# by chinagii | 2016-04-23 17:57 | 毎日 | Comments(0)

はじめまして


はじめまして。
本日、このblogを開設致しました。
2000年から2012年まで吉祥寺にて、セラピー&グッズの店open heartsを営んでおりました。
open heartsでは、3年ほど坂内慶子先生の夢講座を開いていたのですが、
さらに昨年より夢療法家養成講座で学ぶこと1年・・・。
この度、師匠より夢療法家の認定を頂いたことを機に急遽サイトを開設し、
このような形で再びゆるやかに活動を始める事と相成りました。
セッションは、これまで行っていたイメージ描画を使ってのものと2本立てにしています。
初めて拙blogを訪ねてくださった皆様、そしてopen heartsでお世話になった懐かしい皆様、
これが、これからどんなblogになるやらまだわかりませんが、
どうぞよろしくお付き合いの程お願い致します。
blogタイトルは、open heartsで連載していたコラムと同じ「ちょっと一息」としました。
やっぱり一番しっくり来る気がして。

ではでは、取り急ぎ初めのご挨拶とさせて頂きます。

(写真は葉山、小磯の浜辺です)
はじめまして_b0367284_16095887.jpg



# by chinagii | 2016-04-20 16:37 | Comments(2)

chinagi        夢と象徴・美しいと感じる事物・日常の些細な愉しみ・サボり  


by chinagiii
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